n2山岳隊 が行く!

高尾山〜景信山(たかおさん〜かげのぶやま)

2011年7月17日(日)

ケーブルカー高尾山駅(8:54発) ── 一丁平(10:04〜10:28) ── 小仏峠(11:00〜11:28) ── 景信山(12:03〜12:38) ── 小仏バス停(13:25着/13:40発)

前回、夏休みの長距離縦走のための事前訓練として歩くつもりだった高尾〜陣馬では、暑さに参って小仏峠で降りてしまったので、その事前訓練を歩き通せるようになるための事前訓練として、また高尾山へやってきました。
今回は、真っ青に突き抜けた空にギラギラの太陽が燃えさかるような、先々週以上の暑さの中、「もう帰ろう」を連発する隊員nを、なだめすかし、時には脅して、なんとか景信山まで歩きました。
\(^o^)/

ぽっかりと開いた場所から、うっすらと見える青い富士山。

紅葉台あたりから。うすーく見える富士山は、青い夏服です。

前回の暑く辛かった記憶から、今日はケーブルカーを使って楽をします。
京王線の高尾山口駅8:23着で駅前にでると、既に結構な人数。でも少し先のケーブルカー駅前で右側の1号路を見上げると、ほとんど無人。この暑さじゃ、コンクリ道は敬遠されるようです。
我が隊は今回、稲荷山コースや6号路に向かう人たちを横目に、ケーブルカーであっさり270mを稼ぎます。山では100m高度が上がるごとに、気温は0.6℃下がるといいます。高尾山頂は約600mだから3.6℃涼しいはず。しかーし、高尾山の場合、ギラギラ太陽に600m近づく分、5℃くらい地平よりも暑い気がする! なので今日はなるべく日向にでないよう、樹林帯の道を選んで進みます。

西部劇のガンマンのように歩いてくる隊員n

登山者というよりカウボーイ(ガール)って感じです。

小仏峠で咲いていた、スポットライトのような日の光を受けて輝くアジサイ。

アジサイも暑いんだろうなー

前回同様、途中のいくつものポイントで大休憩を取りつつつ、小仏峠へやってきました。今日も「ここで降りようよ」とぐずる隊員n。しかし、この日、隊長の心身は不思議と充実しているのであった。

「登ろう」
「え?いまなんて…」
「ここを登るんだ。僕たちは」
「(馬鹿じゃねーの?)」
そんなやりとり?があったかどうか、 とりあえずもういっこ登ってみようと、歩を進めます。

2年近く前、初めてここを登った時には、かなり辛くて途中何度も立ち止まって休んだものでした。でも今日は、暑くてフラフラする以外は、すんなり景信山まで到着です。進歩したんだなー、俺も(笑)

吸い込まれそうな青い空を背に、坂の頂上に立つ。陽射しで道は白い。

青い空を背に坂の頂上に立つ隊長

景信山からのパノラマはやっぱり素晴らしい。来て良かったなーと思いましたね。
隊員nはこのくそ暑いのに、なぜか茶屋でラーメンを買ってきます。途中で大量に残して俺に押し付ける隊員。あのなぁ…

景信山からのパノラマ。キラキラしている遠くの白い街並みと、濃緑から青へとグラデーションの山波がすーっと広がっています。

新宿から電車で1時間足らず、(炎天下を)歩いて2時間ほどでこんな風景が広がっているんだから、素敵だ!

小仏から高尾駅行きのバスは相変わらず満員でしたが、これも20分程度のこと。ここから京王線に乗り込めば、ああ涼しい!
今回分かったことは、涼しい季節は25分歩いて5分休憩とか、50分歩いて10分休憩のペースで歩いてるんですが、暑い夏は30分歩いて30分休憩!これが一番身体にイイ!ってこと。
というわけで、これでもう事前訓練を歩き通せるようになるための事前訓練のための事前訓練をしなくて済むー
\(^o^)/

景信山でみつけた蝉の抜け殻

蝉の抜け殻。山上ではおいらの心も抜け殻のように空っぽでした。

(2011.8.13 隊長n記す)