2018年3月17日(土)・18日(日)の両日、パシフィコ横浜において、日本臨床腫瘍薬学会(JASPO)学術大会2018を開催する運びとなりました。
学会設立後、初めての学術大会を2013年に東京で開催した後、千葉、京都、鹿児島、新潟での開催を経て、今回はより多くの皆様に参加していただけるよう横浜で開催いたします。
今大会のメインテーマは、
「最高のOncology Pharmacist をめざして 〜原点から未来への飛躍〜」
としました。
これまで、チーム医療、地域医療連携、抗がん薬曝露対策など、がんに関わるさまざまなテーマに取り組んでまいりました。ここで今一度、患者さんに最高のがん薬物療法を提供するという原点にかえり、薬剤師として何ができるのかを考え、未来へ向けて大きな飛躍をするための大会にしたいという願いをテーマに込めました。ポスターの色とりどりの花は、薬剤師ひとりひとりの患者さんへの思いを表しています。
近年、がん薬物療法は大きく変わりつつあります。免疫チェックポイント阻害薬という新しい機序の薬剤が使われるようになり、画期的な効果が期待される反面、予測できない重篤な副作用の発現に注意する必要があり、その適正使用には薬剤師の積極的な関与が必須です。日本全国どの地域においても、患者さんが安心して最適ながん治療を受けられ、その人らしい生活を送ることができるようになることを願います。
本学術大会で、がん薬物療法に関わる全国の病院薬剤師、保険薬局薬剤師、大学の教育研究者や学生、製薬企業の皆様が、がん薬物療法の発展を目的として一堂に会し、専門的知識を共有し、最新の情報を交換する場となることを期待しています。
桜が咲き始める春の横浜で、皆様にお会いできますことを心から楽しみにしております。
2017年4月吉日
日本臨床腫瘍薬学会学術大会2018
大会長 川尻 尚子
(東京歯科大学市川総合病院 薬剤部長)