大都市圏や仙台以外ではローカル線化してしまった東北本線ですが、盛岡〜北上間では旅客列車の本数はそこそこあります。しかし、見慣れた701系の2両あるいは4両という短い編成がサラッと行き来するだけで、代わって存在感を示すのが長々とコンテナ車を連ねた高速貨物列車です。長距離旅客は新幹線に移ってしまいましたが、北海道・東北と首都圏を結ぶ貨物の大動脈として、日中、深夜を問わず常に走っているような観さえあります。沿線でカメラを構えていても、701系と違ってバラエティに富むコンテナ列車の方が被写体としておもしろいものです。
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