東海道線から時計まわりに、西は平塚、高尾、北はちょっと短く大宮まで、北東方向は取手、東は千葉あたりでしょうか、四谷(!)を中心にだいたい半径50〜60kmの円を描いて、その範囲内を首都圏と勝手に決め分類しています。東京に住んでいてなにが便利かと言えば、シャッター押すタイミングを逃しても、すぐに次の被写体が来ることでしょうか。
鉄ちゃんの間で密かに愛好されている鶴見線一帯は、興味のない人から見れば何の変哲もない煤けた工場地帯です。しかし、複雑に入り組んだ引き込み線や貨物専用線、重厚な貨物列車、やや古くなってきた通勤電車などなど… それこれ好きな人間にはたまらない、魅力あふれる場所なのです。
都内を東西に走る中央線の風景を中心にまとめてみました。撮った時季はみなバラバラで、なんとなくまとまりのないページですが、駅を基準にいつかはまとめてみたいと思っています。
ここでは昭和50年前後に撮った写真を中心にまとめました。世田谷に住んでいた小学生時代に親父のカメラを借りて自転車をこいでいったり、同じクラスの鉄道好きと一緒に上野や東京、品川駅などへ遠征したりしていました。いま見直せば、そこそこ記録になるものも有るのですが、少年時代の少ない小遣いからフィルムや現像代を捻出するのは容易ではなく、多くを撮れなかったのが残念です。
梅雨も明けた夏の一日、「電車」の写真を撮りに嫁さんと二人、東京都心をブラブラと歩きました。が、あまりの暑さゆえ、途中で冷たいものを飲んだり、ザル蕎麦を食べたりとあちこちに寄り道をしたため、フィルム1本撮るのがやっと。日が傾いて家に帰った頃には二人ともマメだらけの足になっていました…。
このところ、暇をみつけては都電に乗っています。モーター音を響かせながら、下町を駆け抜けて行くような感覚に遅ればせながら嵌ってしまったようです。町屋や三ノ輪辺りの混みいったところを少し高い位置から見るのも楽しいし、あるいは降りて細い路地へと入って行くのも面白いものです。それにしても、いつ乗っても混んでいますな。
突然に、レンズを衝動買いしてしまいました。Nikonさんがフィルムカメラとレンズの大部分から撤退と言うニュースを聞いたからなのかも知れません。前々から広角のレンズが欲しかったと言うのもあります。レンズを変えて何枚か撮っんですが、今度はフィルムスキャナーの新しいのが欲しくなったなぁ…