東北をタテに流れる北上川は河口から遥かにさかのぼったこの附近でも、まだ充分に大河の貫禄を見せます。もちろん日本の基準でですが。川は水量も豊かで河川敷きも広々としており、ここを長いガーター橋で越えて行く釜石線の列車を眺めているのはたのしいものです。もっとも滅多に列車はやって来ないので楽しみの回数もそれなりのものです。写真は逆光の中、遠野へ行く列車です。鉄橋の向こう側から撮れば、光をいっぱいに受けたきれいな写真が撮れるのでしょうが、向こうは川幅ギリギリまで水が流れているので、ボートにでも乗らない限り行くことはできません。
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